エンジニア転職|新卒向けの退職理由例文と書き方

エンジニア転職|新卒向けの退職理由例文と書き方

この記事のポイント(30秒でわかる要約)

  • 新卒エンジニアの退職理由は「技術的成長の方向性のズレ」を軸に書くのが最も通過率が高く、ネガティブ要素を出さずキャリアの一貫性を示せる
  • 「人間関係」「残業」「給与」を直接書くのはNG、代わりに使用技術・開発体制・キャリアパスの3要素で語るのが鉄則
  • 在籍期間が1〜2年でも、具体的な技術スタックと学習行動を盛り込めば「ポテンシャル不足」と判断されず書類通過できる

退職理由の例文

章の結論:この例文をエンジニアの実績に合わせてカスタマイズして使用しましょう。

新卒で入社したSIerにて約1年半、金融系基幹システムの保守開発に従事し、COBOLおよびJavaを用いた改修案件を計8件担当しました。レガシー環境での要件定義から単体テストまでを一通り経験できた一方で、自社内に内製のWebサービス開発部門がなく、モダンな技術スタック(クラウド、CI/CD、アジャイル開発)に触れる機会が限定的である点に課題を感じました。業務外ではAWS Solutions Architect Associateを取得し、個人開発でTypeScript+Next.jsを用いたタスク管理アプリをGitHub上で公開するなど、Web系技術のキャッチアップを継続してきました。今後は自社プロダクトを持つ企業で、ユーザーフィードバックを開発サイクルに反映させながらスケーラビリティを意識した設計に携わりたいと考え、退職を決意しました。短期間での転職となりますが、現職で培った金融ドメインの知見と要件定義スキルを土台に、長期的に技術力を磨ける環境で貢献したいと考えています。

採用担当者からの解説

章の結論:採用担当者からの解説を正しく理解することで退職理由の質が格段に上がります。

なぜこの例文が評価されるのか

章の結論:この例文をエンジニアの実績に合わせてカスタマイズして使用しましょう。

採用側からすると、新卒1〜2年での退職理由で最初に見るのは「他責になっていないか」「次でも同じ理由で辞めないか」の2点です。この例文は現職の経験を肯定的に振り返った上で、技術スタックという客観的事実をもとに転職理由を語っているため、感情的な不満ではなくキャリア戦略として読めます。さらにAWS資格取得や個人開発というアウトプットが添えられている点が決定打で、「言うだけでなく行動している人材」と判断されます。金融ドメインという既存の強みを次にどう活かすかまで言及しているため、面接通過率を上げる構成として完成度が高いです。

使い回し時の注意点

章の結論:NG表現を避け、採用担当者が求める言葉に言い換えることが重要です。

  • 業界・技術スタックは自分の現職に合わせて差し替える(SIer→受託、COBOL→PHPなど)。担当案件数は盛らず、実数で書く
  • 資格・個人開発・OSSコントリビュートのいずれか1つは必ず具体名で入れる。「勉強中」だけでは弱い
  • 「成長できない環境だった」など現職を貶す表現は避け、「機会が限定的」「方向性が異なる」とフラットに書く

ありがちな NG 例 と 改善ポイント

章の結論:エンジニアの退職理由では具体性と前向きな表現が通過率を左右します。

  • NG: 「残業が多く、自己学習の時間が取れなかったため退職しました」 → 改善: 労働時間ではなく「技術選定や開発プロセスの方向性」を理由に変換する。残業批判は「環境のせいにする人」と判断される
  • NG: 「想像していた業務と違い、プログラミングが少なかったため」 → 改善: 「想像と違った」は入社前のリサーチ不足を露呈する。「保守中心の業務から、自社プロダクトの新規開発へ軸足を移したい」と前向きに表現する
  • NG: 「人間関係に悩み、心機一転やり直したいと思いました」 → 改善: 人間関係を理由にすると面接で深掘りされ詰まる。技術的なキャリア軸に置き換え、人間関係には触れない

よくある質問

新卒1年未満で退職した場合、退職理由はどう書けば書類選考で落とされませんか?

1年未満は確かに不利ですが、現職で担当した技術・案件を具体的に書き、業務外学習(資格・GitHub・Qiita)の実績を必ず添えてください。短期離職そのものより「在籍期間中に何をインプット・アウトプットしたか」が判断材料になります。

退職理由欄と志望動機欄で内容が重複してもいいですか?

軸は同じでOKですが、退職理由は「現職で何が足りなかったか」、志望動機は「応募先で何を実現したいか」と視点を分けて書いてください。同じ文章をコピペすると思考の浅さが伝わるため、最低限主語と時制は変えるのが鉄則です。

まだ在職中で転職活動している場合、退職理由は「退職予定理由」として書くべきですか?

はい、在職中の場合は「現在転職活動中につき、以下を退職予定理由として記載」と一文添えると丁寧です。理由本文は退職済みのケースと同じ構成で問題なく、むしろ在職中のほうが計画的にキャリアを考えている印象を与え、評価されます。