派遣の履歴書の書き方|職歴欄の記載例付きで派遣元・派遣先の書き分けを解説

派遣元と派遣先を正しく書き分け、派遣経験を「適応力」としてアピールすれば書類選考は通る。

派遣社員の履歴書で最もつまずくのが「派遣元と派遣先をどう書き分けるか」です。通常の履歴書と違い、派遣には「登録」「就業」「派遣期間満了」という独自の用語ルールがあります。ここを間違えると、採用担当に「社会人としての基本が分かっていない」と判断されてしまうのです。

年間500通以上の履歴書を見てきた現役キャリアアドバイザーが、doda・マイナビ転職・スタッフサービスなど大手派遣メディアの公式情報をもとに、派遣の履歴書の正しい書き方を解説しています。

派遣先1社・複数社・書ききれない場合の3パターンの記載例、派遣登録用と転職用の書き分け、派遣→正社員の志望動機・自己PR例文、紹介予定派遣のポイントまで全て学べます。

まず派遣の履歴書の3つの基本ルールを押さえてから、パターン別の職歴記載例→用語の使い分け→志望動機・自己PRの順に進みます。自分に該当する部分から読んでもOKです。

📌 この記事の重要ポイント

注意点
派遣の職歴を書かないのは経歴詐称になる、「入社」「退社」は派遣では使わない、守秘義務がある場合は派遣先の社名を伏せる必要がある


目次

Step 1 - 派遣社員の履歴書で最初に知るべき3つの基本ルール

派遣の履歴書の基本ルール

結論 - 派遣の履歴書は「派遣元と派遣先の両方を記載」「入社ではなく登録・就業を使用」「目的別に書く内容を変える」の3つが基本です

結論として、派遣の履歴書は「派遣元と派遣先の両方を記載」「入社ではなく登録・就業を使用」「目的に応じて書く内容を変える」の3つが基本ルールです。

通常の履歴書とは書き方が少し異なるため、まずこの3つを頭に入れておきましょう。

派遣元(派遣会社)と派遣先(就業先)を両方書く

派遣の職歴で最も重要なのは、派遣元(雇用主である派遣会社)と派遣先(実際に働いた企業)の両方を記載することです。

派遣先だけを書くと「正社員だったのか派遣だったのか」が分かりません。逆に派遣元だけでは「どこで何をしていたか」が伝わらないのです。

記載パターン採用担当の印象判定
派遣元+派遣先を両方記載雇用形態と業務内容が明確
派遣先のみ記載正社員と誤解される可能性×
派遣元のみ記載業務内容が不明×

(参考 - doda「派遣社員で働いた期間の履歴書への正しい書き方」、マイナビ転職「派遣社員で働いた期間の履歴書の書き方」)

「入社」ではなく「登録」「就業」を使う

派遣社員は派遣会社と雇用契約を結ぶため、通常の「入社」「退社」とは異なる用語を使います。

場面正しい表現間違いやすい表現
派遣会社に登録した時○○株式会社に登録○○株式会社に入社
派遣先で働き始めた時△△株式会社に就業△△株式会社に入社
契約期間が終了した時派遣期間満了につき退職契約終了
自分の都合で辞めた時一身上の都合により退職自己都合退職

(参考 - スタッフサービス「派遣社員の履歴書の書き方」)

「入社」は正社員や契約社員として直接雇用された場合に使う表現です。派遣社員は派遣会社に「登録」し、派遣先に「就業」するという流れなので、この用語を正しく使い分けてください。

派遣登録用と転職用で書く内容が異なる

派遣の履歴書は「何のために書くか」で内容が変わります。

  • 派遣登録用 - 志望動機は不要。職歴・保有資格・希望条件を正確に書く
  • 転職用(正社員応募) - 志望動機・自己PRが必須。派遣経験をアピール材料に変える
  • 紹介予定派遣用 - 直接雇用を前提とした志望動機が必要。熱意が問われる

この記事では3つのパターン全てを解説していきます。

💡 アドバイス

派遣の履歴書は「通常の履歴書+αのルール」があるだけ。基本ルールさえ覚えれば、あとは普通の履歴書と同じ感覚で書けます

この章の3つのポイント

  • 派遣元と派遣先の両方を書くのが鉄則 → 派遣先だけ書いて派遣元を省略すると正社員と誤解される
  • 「入社」ではなく「登録」を使う → 「就業」は派遣先で働き始めた時に使う
  • 派遣登録用と転職用では志望動機の要否が異なる → 転職用履歴書では志望動機・自己PRが必須

出典
派遣社員で働いた期間の履歴書への正しい書き方
派遣社員で働いた期間の履歴書の書き方


Step 2 - 【パターン別】派遣の職歴欄の書き方と記載例

パターン別・職歴欄の書き方

結論 - 派遣先が1社なら4行、複数社なら派遣元ごとにまとめ、書ききれない場合は「○社で就業」と集約して職務経歴書で補足しましょう

結論として、派遣先の数に応じて書き方を変えるのがポイント。1社なら4行、複数社なら派遣元ごとにまとめ、書ききれない場合は集約して職務経歴書で補足しましょう。

派遣先が1社の場合の書き方

最もシンプルなパターンです。派遣元→派遣先→業務内容→退職の4行で書けます。

職歴
20244株式会社○○スタッフ(派遣会社)に登録
株式会社△△(派遣先)営業部に就業 一般事務を担当
20263派遣期間満了につき退職
以上

ポイント

  • 派遣元の後ろに「(派遣会社)」と明記すると、採用担当が一目で理解できる
  • 派遣先では部署名と担当業務を1行で簡潔に記載
  • 最後の行に「以上」を右寄せで記入

派遣先が複数(2〜3社)の場合の書き方

派遣元が同じで派遣先が複数ある場合は、派遣元を1回だけ書き、派遣先を続けて記載します。

職歴
20234株式会社○○スタッフ(派遣会社)に登録
株式会社A商事(派遣先)経理部に就業 経理補助を担当
20243派遣期間満了につき退職
20245株式会社Bシステムズ(派遣先)総務部に就業 総務事務を担当
20259派遣期間満了につき退職
202511株式会社Cメディア(派遣先)マーケティング部に就業 データ入力を担当
20263派遣期間満了につき退職
以上

(参考 - マンパワーグループ「派遣で働いた期間の書き方」)

派遣元が複数ある場合は、派遣元ごとにまとめます。

職歴
20234株式会社○○スタッフ(派遣会社)に登録
株式会社A商事(派遣先)経理部に就業 経理補助を担当
20243派遣期間満了につき退職
20245株式会社△△派遣(派遣会社)に登録
株式会社Bメーカー(派遣先)総務部に就業 総務事務を担当
20263派遣期間満了につき退職
以上

派遣先が多くて書ききれない場合のまとめ方

派遣先が4社以上ある場合は、無理に全て書く必要はありません。以下のようにまとめましょう。

職歴
20224株式会社○○スタッフ(派遣会社)に登録
計5社の企業に派遣社員として就業(一般事務・経理補助)
20263派遣期間満了につき退職
※各社の詳細は職務経歴書に記載
以上

(参考 - リクルートエージェント「派遣の書き方の正解は?」)

「※各社の詳細は職務経歴書に記載」と一言添えておけば、採用担当も「詳細は別紙にあるな」と理解できます。職歴欄がスッキリして読みやすくなるため、派遣先が3社を超えたらこの書き方を検討してください。

💡 アドバイス

派遣先が多い人ほど「何を書けばいいか分からない」と悩みがちですが、まとめ方のテンプレートを使えば10分で職歴欄は完成します

この章の3つのポイント

  • 派遣先1社なら4行で書ける → 派遣先名は正式名称で記載
  • 複数社は派遣元ごとにまとめる → 派遣元が同じなら繰り返し書かず「同上」も避ける
  • 書ききれない場合は「○社で就業」とまとめてOK → 職務経歴書で詳細を補足する前提で簡潔に

出典
派遣で働いた期間の書き方
派遣の書き方の正解は?


Step 3 - 派遣ならではの用語と退職理由の正しい書き方

派遣の用語と退職理由

結論 - 契約満了は「派遣期間満了につき退職」、自己都合は「一身上の都合により退職」と書き、守秘義務がある場合は業種と規模で代替します

結論として、派遣には「登録」「就業」「派遣期間満了」など独自の用語ルールがあります。ここを間違えると「派遣の仕組みを理解していない」と判断されるため、正確に使い分けましょう。

「登録」「就業」「派遣期間満了」の使い分け一覧

派遣で使う用語を通常の履歴書と比較してまとめました。

場面派遣社員の場合正社員の場合
雇用関係が始まる○○に登録○○に入社
実際に働き始める△△に就業(入社と同時)
契約期間が終了する派遣期間満了につき退職-
自分の意思で辞める一身上の都合により退職一身上の都合により退職
会社都合で辞める会社都合により退職会社都合により退職

(参考 - doda「派遣社員で働いた期間の履歴書への正しい書き方」)

退職理由のパターン別記載例

退職理由は場面によって表現が変わります。どのパターンに該当するか確認しましょう。

契約期間が満了した場合

2026年3月 派遣期間満了につき退職

契約を更新しなかった場合(自分の意思)

2026年3月 派遣期間満了につき退職

契約を更新しなかった場合でも「派遣期間満了につき退職」でOKです。面接で聞かれたら口頭で理由を説明しましょう。

派遣期間中に自己都合で辞めた場合

2026年3月 一身上の都合により退職

派遣切り(会社都合)の場合

2026年3月 会社都合により退職

(参考 - スタッフサービス「派遣社員の履歴書の書き方」)

守秘義務がある場合の派遣先の書き方

派遣元と派遣先の間で秘密保持契約(NDA)を結んでいる場合、派遣先の社名を履歴書に記載できません。

OK例

大手通信企業(従業員数約5,000名/守秘義務により社名非公開)総務部に就業

NG例

某IT企業に就業

「某○○企業」という書き方は曖昧で印象が良くありません。業種・規模を具体的に書いたうえで、守秘義務がある旨を明記するのが正解です。面接では口頭で社名を伝えられるケースもあるので、事前に派遣会社に確認しておきましょう。

(参考 - ホットスタッフ「派遣社員の履歴書の書き方」)

💡 アドバイス

用語を間違えると「派遣の仕組みすら理解していない」と判断されかねません。この表をブックマークしておけば、いつでも正確な表現が使えます

この章の3つのポイント

  • 「派遣期間満了につき退職」が正しい表現 → 契約更新しなかった場合も「派遣期間満了」でOK
  • 自己都合は「一身上の都合により退職」 → 派遣切りの場合は「会社都合により退職」
  • 守秘義務がある場合は業種・規模で代替 → 守秘義務違反は損害賠償の対象になり得る

出典
派遣社員の履歴書の書き方
派遣社員の履歴書の書き方


Step 4 - 派遣登録時の履歴書の書き方【志望動機は不要】

派遣登録時の履歴書

結論 - 派遣登録時は多くの会社で履歴書不要。Web登録が主流ですが、紹介予定派遣や一部の派遣会社では提出が必要です

結論として、派遣登録時は多くの会社で履歴書が不要です。Web登録が主流ですが、提出を求められた場合に備えて書き方を押さえておきましょう。

派遣登録に履歴書が必要なケースと不要なケース

パソナの情報によると、現在は多くの派遣会社がWeb登録(オンラインでのプロフィール入力)を採用しており、履歴書の提出は不要としています。

ケース履歴書の要否備考
一般的な派遣登録不要(Web登録で代替)スマホ・PCからオンライン入力
紹介予定派遣必要派遣先企業に提出するため
一部の派遣会社必要登録面談で持参を求められる
直接雇用への切り替え必要正社員登用の選考書類として

(参考 - パソナ「派遣会社の登録に履歴書は不要?」、エン派遣「派遣の履歴書」)

派遣登録用の履歴書で押さえるべきポイント3つ

履歴書の提出を求められた場合は、以下の3点を意識してください。

1. 志望動機は基本的に不要

派遣社員は派遣会社と雇用契約を結び、派遣先企業で勤務します。特定の企業に応募するわけではないため、志望動機欄は「希望する業務内容や働き方」を簡潔に書けばOKです。

例 - 「これまでの一般事務の経験を活かし、事務職として幅広い業界で就業したいと考えております」

2. 職歴は正確に記載する

過去に派遣経験がある場合は、前述のルールに従って派遣元・派遣先を正確に記載します。営業担当はこの職歴をもとに派遣先を紹介するため、正確な情報が重要です。

3. 保有資格とPCスキルを漏れなく記載する

派遣会社のマッチングでは保有資格とPCスキルが重視されます。MOS(Microsoft Office Specialist)、簿記、TOEIC等のスコアがあれば必ず記載しましょう。

💡 アドバイス

派遣登録時に丁寧な履歴書を用意しておくと、営業担当が派遣先に推薦しやすくなります。登録段階から差をつけましょう

この章の3つのポイント

  • 派遣登録時は履歴書不要の会社が多い → 多くの派遣会社はスマホからWeb登録可能
  • Web登録で代替するのが主流 → 登録面談で職歴は口頭で確認される
  • 紹介予定派遣は履歴書提出が必要 → スキルシートを事前に整理しておくとスムーズ

出典
派遣会社の登録に履歴書は不要?
派遣の履歴書


Step 5 - 派遣から正社員へ転職する場合の志望動機の書き方【例文3パターン】

派遣→正社員の志望動機

結論 - 派遣→正社員の志望動機は「なぜ正社員か」ではなく「なぜこの会社か」を中心に、派遣で得たスキルと貢献意欲を具体的に書きましょう

結論として、派遣→正社員の志望動機は「なぜ正社員か」ではなく「なぜこの会社か」を軸に、派遣で得たスキルと貢献意欲を具体的に書くのが鉄則です。

派遣→正社員の志望動機の基本構成

派遣から正社員への志望動機は、以下の3ステップで組み立てます。

  • 結論 - 「なぜこの会社を志望するのか」を1文で明確に
  • 根拠 - 派遣経験で培ったスキルや実績
  • 貢献 - 入社後にどう貢献するか・キャリアプラン

文字数は200〜300字程度が目安です。

やりがちなNG - 「正社員として安定した環境で働きたい」は志望動機ではなく「正社員になりたい理由」です。採用担当が知りたいのは「なぜ数ある会社の中からうちを選んだのか」。ここを間違えると、どの会社にも送れる使い回し志望動機になってしまいます。

(参考 - スタッフサービス「派遣から正社員へ!志望動機作成のポイント」)

職種別・志望動機の例文3パターン

例文1 - 派遣事務→正社員事務(同職種転職)

派遣社員として3社で一般事務・経理補助を経験し、業種を問わず短期間で業務をキャッチアップする力を培いました。貴社は中堅メーカーとして安定した経営基盤を持ちながら、DX推進に積極的な点に魅力を感じています。複数社で培った事務処理の効率化ノウハウと、Excelを使ったデータ分析スキルを活かし、貴社のバックオフィス業務の改善に貢献いたします。(166文字)

例文2 - 派遣事務→IT企業の営業事務(異業種転職)

派遣社員として製造業と金融業の事務職を経験し、業界ごとに異なる業務フローへの適応力を身につけました。貴社のITサービスは中小企業の業務効率化を支援しており、バックオフィスの現場課題を熟知している自分の経験が活きると考えています。営業チームのサポート体制を強化し、貴社のクライアント満足度向上に貢献したいと考え志望しました。(160文字)

例文3 - 派遣コールセンター→カスタマーサクセス(キャリアチェンジ)

派遣社員としてコールセンターで2年間、月平均200件以上のお客様対応を担当しました。お客様の課題を的確にヒアリングし、解決策を提案する中で、より深く顧客の成功に関わりたいと考えるようになりました。貴社はSaaSプロダクトのカスタマーサクセスに力を入れており、お客様対応で培った傾聴力と問題解決力を活かして、解約率の低減と顧客満足度の向上に貢献いたします。(177文字)

NGな志望動機 - 派遣経験者がやりがちな失敗

NG例理由こう書き換える
「安定した環境で長く働きたいです」「安定」だけでは志望動機にならない「貴社の○○に共感し、長期的に○○で貢献したい」
「派遣だと将来が不安なので」ネガティブな理由はNG「○○のスキルを深め、専門性を高めたい」
「正社員ならボーナスがあるので」待遇目的は印象が悪い「成果を正当に評価される環境で力を発揮したい」

(参考 - マイナビ転職「派遣社員から正社員を目指す場合の自己PR例文」)

💡 アドバイス

「派遣だったから...」とネガティブに考える必要はありません。複数の職場を経験しているからこそ書ける志望動機があるのです

この章の3つのポイント

  • 志望動機は「結論→根拠→貢献」の3構成 → 「正社員になりたい理由」だけでは志望動機にならない
  • 「安定したいから」だけではNG → 派遣先で得た業務スキルを転職先にどう活かすか
  • 派遣で得たスキルを具体的に書く → 応募企業ごとに書き分ける

出典
派遣社員から正社員を目指す場合の自己PR例文
派遣から正社員へ!志望動機作成のポイント


Step 6 - 派遣経験を強みに変える自己PRの書き方【例文付き】

派遣経験を活かす自己PR

結論 - 派遣経験者の強みは「適応力」「即戦力」「幅広い業務経験」の3つ。複数社で働いた経験こそが最大のアピール材料です

ここでは、派遣経験を「適応力」「即戦力」「幅広い経験」という強みに変換する自己PRの書き方を紹介します。

派遣社員ならではの3つの強み

「派遣経験しかない...」とネガティブに考える必要はありません。派遣社員には、正社員にはない強みがあります。

  • 適応力 - 複数の職場環境に短期間で馴染み、成果を出してきた実績
  • 即戦力 - 新しい現場でもすぐに戦力になれる業務スキル
  • 幅広い経験 - 異なる業種・業務を経験したことで得た多角的な視点

厚生労働省の「令和4年派遣労働者実態調査」によると、派遣労働者のうち約4割が正社員への転換を希望しており、実際に転換を果たしている方も少なくありません。

強み別・自己PRの例文3パターン

例文A - 適応力をアピール

私の強みは「新しい環境に短期間で適応し、成果を出す力」です。派遣社員として3社で一般事務を経験しましたが、いずれの現場でも1週間以内に業務フローを把握し、周囲から「もう半年いるみたいだね」と言われるほどスムーズに馴染んできました。この適応力を活かし、貴社でもチームの即戦力として貢献いたします。(148文字)

例文B - 即戦力をアピール

私の強みは「Excelを使ったデータ集計と業務効率化のスキル」です。派遣先の経理部でVLOOKUP・ピボットテーブルを活用した月次レポート作成を担当し、従来3時間かかっていた作業を1時間に短縮しました。この実務スキルを貴社のバックオフィス業務にそのまま活かせると考えています。(133文字)

例文C - 幅広い経験をアピール

私の強みは「異なる業界で培った多角的な視点」です。製造業・金融業・IT企業の3業種で事務職を経験し、業界ごとの商慣習やシステムの違いを肌で理解しています。この幅広い知見を活かし、貴社では部門横断的な業務改善の提案で価値を発揮したいと考えています。(121文字)

(参考 - バイトルマガジン「派遣から正社員に転職する際の自己PRのコツ」、Re就活「派遣から正社員を目指す自己PR例文集」)

💡 アドバイス

派遣経験者の自己PRで最もウケがいいのは「短期間で現場に溶け込み、成果を出した」というエピソード。正社員にはないリアルな適応力こそ、あなたの武器です

この章の3つのポイント

  • 派遣社員の強みは「適応力」「即戦力」「幅広い経験」 → 「色々な会社で働いた」ではなく「○業界・○業界で△△スキルを習得」と具体化
  • 複数社経験をプラスに言い換える → 短期間で成果を出した実績は即戦力の証明
  • 数字で実績を裏付ける → 定量的な成果があれば必ず数字で示す

出典
自己PRで差をつける!派遣から正社員に転職する際のコツ
派遣から正社員を目指す自己PR例文集


Step 7 - 紹介予定派遣の履歴書で押さえるべき追加ポイント

紹介予定派遣の履歴書

結論 - 紹介予定派遣の履歴書は直接雇用を前提としたアピールが必要。通常の派遣登録以上に志望動機と自己PRの質が問われます

結論として、紹介予定派遣の履歴書は「直接雇用を前提としたアピール」が必要です。通常の派遣登録以上に、志望動機と自己PRの質が問われます。

紹介予定派遣の履歴書が通常の派遣と違う点

紹介予定派遣とは、最長6ヶ月の派遣期間を経て、派遣先企業と直接雇用契約を結ぶことを前提とした働き方です。

項目通常の派遣紹介予定派遣
履歴書不要(Web登録が主流)必要(派遣先企業に提出)
志望動機不要必要(直接雇用を前提とした内容)
面接なしあり(派遣先企業との面接)
書類選考なしあり
雇用期間更新制(最長3年)最長6ヶ月(その後直接雇用)

(参考 - アデコ「紹介予定派遣の履歴書の書き方完全ガイド」)

つまり、紹介予定派遣の履歴書は正社員への応募と同じレベルの準備が必要だということです。

紹介予定派遣の志望動機で重視すべきこと

紹介予定派遣の志望動機では、以下の3点を盛り込みましょう。

1. なぜこの企業で直接雇用を目指すのか

「派遣から正社員になりたい」だけではなく、その企業の事業内容や企業理念に共感しているポイントを具体的に書いてください。

2. 派遣期間中にどう貢献するか

最長6ヶ月の「お試し期間」で何を成し遂げたいかを伝えることで、入社後のイメージを持ってもらえます。

3. 直接雇用後のキャリアプラン

「正社員になった後にどう成長し、会社に貢献したいか」まで伝えると、長期的に活躍する意思が伝わります。

志望動機の例 - 「貴社の○○事業に強い関心を持っており、紹介予定派遣の期間中に△△業務でのスキルを証明し、直接雇用後は□□の分野でチームの中核として貢献したいと考えています」

(参考 - スタッフサービス「紹介予定派遣の履歴書の書き方」)

💡 アドバイス

紹介予定派遣は「お試し期間」のようなもの。最初の履歴書で好印象を与えれば、派遣期間中の評価にもプラスに働きます

この章の3つのポイント

  • 紹介予定派遣は直接雇用が前提なので志望動機が重要 → 紹介予定派遣は最長6ヶ月の派遣期間後に直接雇用の判断
  • 「なぜこの企業に入りたいのか」を明確に → 面接や書類選考がある点が通常の派遣と異なる
  • 派遣期間中の成果をアピールする → 直接雇用後のキャリアプランを伝えると説得力が増す

出典
紹介予定派遣の履歴書の書き方完全ガイド
紹介予定派遣の履歴書の書き方


よくある質問

Q. 派遣の職歴は履歴書に書かないとダメ?

A. 必ず書いてください。派遣社員として働いた期間も立派な職歴です。記載しないと経歴詐称とみなされるリスクがあり、入社後に発覚した場合は解雇事由になり得ます。短期間の派遣であっても事実をそのまま記載し、面接で前向きに説明できる準備をしておきましょう。(参考 - doda「派遣社員で働いた期間の履歴書への正しい書き方」)

Q. 派遣元と派遣先のどちらを書けばいい?

A. 両方書くのが正しい書き方です。まず派遣元(派遣会社名)を書き、次の行に派遣先(就業先企業名)と業務内容を記載します。派遣元だけでは「どこで何をしていたか」が伝わらず、派遣先だけでは「正社員だったのか派遣だったのか」が分かりません。(参考 - マイナビ転職「派遣社員で働いた期間の履歴書の書き方」)

Q. 派遣先が5社以上ある場合はどう書く?

A. 職歴欄に書ききれない場合は「○○派遣会社より○社の企業に派遣社員として就業」とまとめ、「詳細は職務経歴書に記載」と添えましょう。全ての派遣先を無理に書くより、まとめた方が読みやすく、採用担当の印象も良いのです。(参考 - マンパワーグループ「派遣で働いた期間の書き方」)

Q. 「派遣期間満了」と「退職」の違いは?

A. 「派遣期間満了につき退職」は派遣契約の期間が終了した場合に使います。自己都合で辞めた場合は「一身上の都合により退職」と記載します。派遣切り(会社都合)の場合は「会社都合により退職」です。通常の正社員の退職と書き方が異なるので注意しましょう。(参考 - スタッフサービス「派遣社員の履歴書の書き方」)

Q. 派遣登録に履歴書は必要?

A. 多くの派遣会社ではWeb登録が主流で、履歴書の提出は不要です。ただし紹介予定派遣の場合は派遣先企業への履歴書提出が求められます。また一部の派遣会社では登録面談時に持参を求められることもあるため、事前に確認しておくと安心でしょう。(参考 - パソナ「派遣会社の登録に履歴書は不要?」)

Q. 派遣から正社員への志望動機で「安定したいから」と書いてもいい?

A. 「安定したいから」だけでは不十分です。採用担当からは「不満が解消されればまた辞めるのでは」と懸念されます。「なぜこの会社なのか」「派遣で培ったスキルをどう活かすか」を軸に書きましょう。安定への想いは面接で補足する程度にとどめるのが得策です。(参考 - スタッフサービス「派遣から正社員へ!志望動機作成のポイント」)

Q. 守秘義務がある場合、派遣先の社名はどう書く?

A. 守秘義務契約がある場合は、派遣先の社名を記載できません。「大手通信系企業(守秘義務により社名非公開)」のように、業種と規模で代替し、守秘義務がある旨を明記しましょう。「某○○企業」という曖昧な書き方は避け、面接で口頭説明することを前提にしてください。(参考 - ホットスタッフ「派遣社員の履歴書の書き方」)

Q. 派遣経験しかなくても正社員に転職できる?

A. もちろん可能です。厚生労働省の調査によると、派遣労働者のうち約4割が正社員への転職を希望し、実際に正社員として転職を実現している方も少なくありません。複数の職場で適応力と即戦力を培ってきた経験は、むしろ正社員転職において強力なアピール材料になります。(参考 - 厚生労働省「令和4年派遣労働者実態調査」)


まとめ|派遣の履歴書チェックリスト8項目

派遣の履歴書チェックリスト

提出前に以下の8項目を必ず確認してください。

まだ未確認の項目があります

この8項目をクリアすれば、派遣経験を正しく伝える履歴書が完成します。

派遣経験をネガティブに捉える必要はありません複数の職場で即戦力として成果を出してきた経験は、正社員しか経験していない人にはないあなたの武器です。迷ったら転職エージェントに添削してもらうのが最も効率的でしょう。

今すぐテンプレートをダウンロード


📝 読了後のアドバイス

派遣の履歴書の書き方を全パターン解説しましたが、最も大切なのは「派遣経験をネガティブに捉えないこと」です。複数の職場で即戦力として成果を出してきた経験は、正社員しか経験していない人にはないあなたの武器になります。まずは今回の記載例をそのまま真似て、職歴欄を埋めてみてください。迷ったら転職エージェントに添削してもらうのが最も効率的です。プロの目で見てもらえば5分で改善点が見つかります。今日やるべきことは、厚生労働省の履歴書テンプレートをダウンロードして派遣元と派遣先を書き出すこと。「書き始める」という行動が転職成功への最初の一歩です。あなたの転職が成功することを心から応援しています。

この記事のまとめ

  1. 派遣の履歴書は「派遣元」と「派遣先」の両方を記載するのが鉄則
  2. 「入社」ではなく「登録」、「勤務」ではなく「就業」を使う
  3. 派遣先が1社なら4行、複数社なら派遣元ごとにまとめて記載する
  4. 書ききれない場合は「○社で就業」とまとめ、職務経歴書で補足する
  5. 契約満了は「派遣期間満了につき退職」、自己都合は「一身上の都合により退職」
  6. 派遣登録時は履歴書不要の会社が多いが、紹介予定派遣では提出が必要
  7. 派遣→正社員の志望動機は「なぜこの会社か」を軸に、派遣で得たスキルと貢献意欲を書く
  8. 派遣経験者の強みは「適応力」「即戦力」「幅広い業務経験」の3つ
  9. 守秘義務がある場合は業種と規模で代替し、面接で補足する
  10. 提出前にチェックリスト8項目で最終確認してから応募する

出典・参考文献

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この記事を書いた人

前田 大介のアバター 前田 大介 キャリアアドバイザー

20代の転職(第二新卒〜若手)を中心に、あらゆる業界の採用動向に精通する経験豊富なキャリアアドバイザー。自他共に認める「転職のガチオタク」であり、労働市場のデータ分析から、面接官の心理を突いた履歴書作成・面接対策まで、圧倒的な専門知識を持つ。読者の不安に深く寄り添いながらも、時に厳しい現実やリスクを率直に伝える「愛ある本音のアドバイス」に定評がある。豊富な知見とポジティブなエネルギーで、あなたの「後悔しないキャリア選び」を強力にバックアップする。
(厚生労働大臣許可番号 13-ユ-317374)

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