1. 目的
本ポリシーは、転職・求人に関するコンテンツがユーザーの人生・収入・安全に重大な影響を与える(YMYL寄り)ことを前提に、以下を実現するための基準を定めます。
- 誤情報・誇大表示・詐欺求人リスクを最小化し、ユーザーの不利益を防ぐ
- 信頼できる根拠と透明性(誰が・どう検証したか)を標準化する
- 検索操作や量産を避け、Googleが重視する「有用で信頼性の高いコンテンツ」を継続的に出す
2. 適用範囲
- 求人票(求人詳細ページ、募集要項、スカウト文、求人LP)
- 転職ノウハウ(面接・職務経歴書・退職/労働条件・年収交渉等)
- 企業/職種/業界解説、年収データ、比較記事、ランキング
- FAQ、診断・シミュレーター、レビュー/口コミ(UGC含む)
- 生成AIを用いて作成・補助したすべてのコンテンツ
3. 役割と責任(最低限)
- 編集責任者:公開可否の最終判断、重大インシデント対応
- ファクトチェック担当:数値・制度・固有名詞・募集条件の検証
- 法令/コンプラ担当(社内or顧問):求人表示・広告表現・個情法の確認
- 監修者(必要時):労務/法務/キャリア領域のYMYL強化(氏名・資格・範囲を明示)
4. 転職・求人は「YMYL相当」として扱う(強化基準)
以下を扱うページはYMYL強化レビュー必須(第10章のゲート通過が必要):
- 年収・待遇・雇用条件、労働時間、残業/固定残業、退職、失業給付、税金、社保
- 転職成功率、内定率、選考通過率、スカウト率など“人生/収入に影響する数値”
- 安全性(闇バイト・違法就労・個人情報詐取の注意喚起)
(検索品質評価ガイドラインでは、YMYLは特に高い信頼性が求められます。
5. 求人・募集情報の「必須表示」ルール(最重要)
5.1 求人広告(インターネット/SNS含む)で必須の基本情報
労働者募集の広告等では、少なくとも次の表示が必要です(虚偽・誤認表示の禁止も含む)。
- 募集主の氏名(名称)
- 住所(所在地:ビル名・階数等まで)
- 連絡先(電話・メール・問い合わせフォーム等)
- 業務内容
- 就業場所
- 賃金
運用ルール
- 上記が欠ける求人は原則掲載不可(例外は編集責任者承認)
- 「リンク先に書いてある」だけは不可(広告等自体に必要情報)という趣旨に合わせ、求人ページ内で完結させる
5.2 労働条件の明示(2024年4月改正を踏まえた注意)
労働条件明示のルールは改正されており、募集時の説明・明示事項の扱いに注意が必要です。
運用ルール
- 「勤務地変更の可能性」「業務内容変更の可能性」等、ユーザーが誤認しやすい点は募集段階から分かりやすく明記
- “入社後に聞いてない変更”を招く表現(例:全国転勤の可能性を隠す)は禁止
5.3 募集情報等提供事業の運営要領(該当する場合)
募集情報等提供事業(求人情報提供/プラットフォーム等)に関する運用要領が示されています(適用開始日等は原文参照)。
運用ルール(実務)
- 求人情報に「情報の基準日/更新日」を表示(いつの情報か分かること)
- 企業からの修正依頼・更新履歴を追えるようにする(監査ログ)
6. 誇大表示・有利誤認を絶対にしない(景表法相当の考え方)
求人・転職サービスは、待遇や成果の見せ方で誤認が起きやすい領域です。
景品表示法は、実際より著しく有利・優良に見せる表示を禁止しています。
6.1 禁止表現(例:即NG)
- 「絶対内定」「100%年収UP」「誰でも通る」「必ず受かる」
- 根拠のない「業界No.1」「最安」「満足度No.1」
- 年収レンジの“上限だけ”を強調し、条件(実績・役職・勤務地など)を隠す
- 「残業なし」なのに固定残業代がある/「未経験OK」だが必須要件が実質経験者向け
- “平均年収”の母集団や定義が不明(正社員のみ?全雇用形態?)
6.2 許容される言い方(要条件明記)
- 「内定率◯%」→ 対象期間、母数、定義(一次面接通過?内定?)を併記
- 「年収◯万円可能」→ 到達条件(経験・役職・勤務地・成果)と分布(中央値等)を併記
- 「未経験OK」→ どこまで未経験OKか(業界?職種?必須スキルは?)を明記
7. 安全性ポリシー(闇バイト・詐欺求人対策)
厚労省も、募集広告の適正表示や怪しい求人への注意を強く促しています。
7.1 掲載禁止(即時停止対象)
- 業務内容が不明確、連絡先がSNSのみ等、詐欺・違法疑いが高いもの
- 仕事内容の実態が違法(詐欺受け子等)を示唆するもの
- 報酬の異常な高額提示+仕事内容不明(典型的な危険シグナル)
7.2 掲載前チェック(必須)
- 会社実在性(法人番号/登記/公式サイト整合)
- 募集主の所在地・連絡先の妥当性
- 業務内容・就業場所・賃金の整合(矛盾がある求人は差し戻し)
- 個人情報の過剰要求(身分証の即提出等)は禁止/要警告
8. データ・ランキング・比較記事の厳格ルール
Googleは「有用で信頼できる」ことを重視し、検索操作目的のページを嫌います。
8.1 ランキング(おすすめ/比較)の必須要件
- 選定基準(評価軸)を明示(例:手数料、求人数、地域、サポート形態等)
- 収益が絡む場合は、広告/アフィリエイト/提携を明示
- 比較表の根拠(公式料金表/規約/公開情報)と確認日を付す
8.2 年収データの必須要件
- 出典(公的統計、企業開示、調査方法)
- 母集団(雇用形態、地域、年齢層、職種定義)
- 指標(平均/中央値/レンジ)のどれか、分布の注意点
- 更新日(古いデータは誤認につながるため)
9. 生成AI(AIライティング)運用規程:YMYL強化
Googleは“作り方”より“役に立つか”を重視しつつ、スパムや低品質量産は明確に問題視します。
9.1 AIの利用OK
- 構成案、要約、校正、FAQ候補、表現改善、重複削減
9.2 AIの利用NG(転職・求人では特に厳格)
- 数値(内定率/年収等)・制度(失業給付等)を根拠なく生成して断定
- 体験談・成功事例・口コミの捏造
- 同テンプレの大量生成(検索操作に見える運用)
9.3 AI利用時の必須工程
- 人間の最終責任者が、一次ソースで検証してから公開
- 重要箇所(給与・条件・法令・安全)に「チェック済」印(内部)を付与
10. UGC(口コミ・レビュー)特則
- 個人情報(氏名/電話/住所/社員番号等)の投稿は即削除
- 誹謗中傷・差別・断定的な犯罪 आरोप等は非表示(証拠なしの断定禁止)
- ステルス宣伝・誘導(LINE追加等)は削除
- 企業からの削除依頼フロー(根拠提示・審査・結果通知)を整備
